新品タイヤの慣らし運転その2
タイヤをホイールに組付けるときにはタイヤビード部にビードクリームという物を塗ります。
そのビードクリームが完全に乾くまでは、時間が掛かるということです。
なぜ急発進や急制動(急ブレーキ)を慣らし中にしてはいけないかというとどちらかというと、
このビートクリームの乾燥が優先なのです。ビードクリームが完全に乾燥しないと、
タイヤとホイールがズレるという症状があります。急ブレーキをかけるとフロントタイヤにこの症状がおきるんですよね!
急ブレーキ時ホイールは止まっても、タイヤとホイールがズレるという症状がおきます。
これは左右均等にはおきないので、まっすぐ止まらないということになります。
昨日新品タイヤ交換をして翌日サーキットの1本目ではよくこの症状がでます。
フルブレーキング時、何か車の挙動がおかしい?いざピットに戻ってみると、
タイヤの軽点(黄色いマーク)とバルブの位置がとてつもなくズレているということが当たり前におきることです。
サーキットの場合、フルブレーキングを頻繁に行うのでブレーキの熱でホイールが暖められ、
ビードクリームは2本目には完全に乾燥してしまうんですが、
一般道走行の場合はそこまで温度が上がらないので、乾燥するまで1週間ぐらいかかります。
サーキットを走り慣れている方は、コレを知っているのでタイヤ交換時、
ビードクリームを塗らずに組めますかって聞いてくれますけどその場合は、
ビードクリームを使わすに、速乾性のスプレーを使います。国産ハイグリップタイヤなら、
ビードクリームを塗らなくても組むことはできますがSタイヤの場合、
やはり横剛性が高いのでビードクリームを塗らないと組む時にビードを損傷してしまうので、
速乾性のビードスプレーを使います。ということで、タイヤの慣らし運転の説明でした。
一般道を普通に走行する方なら、特に慣らし運転ということを考えなくても問題ありません。
ABSが作動するブレーキングをする訳でもありませんし、信号が青に変わったからと言って、
アクセル全開で加速することもありませんので!
スタッドレスタイヤの慣らし運転
スタッドレスタイヤの場合は夏タイヤより皮むきを多くしないと性能が出ません。
本来のゴム質が出てからスタッドレス性能が出るからです。
走行距離は300キロ~500キロぐらい走らないと本来の性能が出てきません。
ガソリン車の場合、ガソリン満タンから次の給油ぐらいの距離です。
安全走行の参考にして頂けたら、うれしいです。
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アジアンタイヤ選びの参考にして頂けたら、うれしいです。